日本でよく知られている家相占い的取り組みは、「北東に玄関を置くな」というもの、これは北東が裏鬼門ということで良くないモノを招くという考えに基づいていいます。

北東＝裏鬼門説の起原がどこにあるのか知りませんが、開けた敷地でも北東は朝の一時しか日が差さず、冬場は終日冷たく、梅雨時は一日中じめじめして、瘴気が滞留していそうな印象です。

また、現実にも北東というのは、その家の外見でも一番寒々とした印象になりがちで、生活する人間の精神衛生とか気持ちの上での健康を考えたものと見ることもできます。たしかに、家を出るとき帰るとき明るい雰囲気だったら気持ちも盛り上がりそうだけど、寒々しくてじめじめしていたら逆に盛り下がりますよね。

家相はちょっと見、ただの迷信みたいに感じるかも知れませんが、北東の玄関のように生活の知恵が含まれていたりもします。